大正時代などに活躍した挿絵画家・高畠華宵のコレクションを展示する愛媛県東温市の「高畠華宵大正ロマン館」に、初めてシンボルのキャラクターが誕生し、9日に発表されました。

お披露目されたミュージアムキャラクターは「高畠くんと華宵ちゃん」。東温市にある「高畠華宵大正ロマン館」の開館35周年を記念して誕生しました。男女が背中あわせのポーズで、互いを意識しながらもまだ振り向けない大正期の淡い青春を表現しています。

手がけたのはミュージアムから依頼された漫画家の古屋兎丸さん。アニメ化や舞台化された「ライチ☆光クラブ」のほか、菅田将暉さん主演で映画化された「帝一の國」などを代表作にもち、今年、ヨーロッパ最大級のポップカルチャーイベントで金賞を受賞するなど、世界的に活躍しています。

高畠華宵は宇和島市出身。大正時代を中心に新聞や雑誌の挿絵などで活躍した画家で、後世のアーティストや漫画家に大きな影響を与えた人物といわれます。古屋さんもその一人。今回のキャラクターは大正期の淡い青春“すれ違いとときめき”を象徴すしていて、「詩情」や「耽美」といった華宵らしさを感じ取れるようデザインしたといいます。

高畠麻子館長:
「華宵世界と現代人との距離感を縮めて欲しい。その一つの案内人としてこのキャラクターが育っていってくれたらいい」

「高畠くんと華宵ちゃん」は館内の展示の解説やイベントの案内役として活用される予定。ミュージアムでは国の内外に華宵の魅力を伝えてほしいとしています。

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テレビ愛媛
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