アメリカのトランプ大統領は、ウクライナへの攻撃を続けるロシアのプーチン大統領について、「デタラメを投げつけられている」と不満をあらわにしました。
トランプ大統領は8日の閣議で「プーチン大統領に対しては不満だ。それだけは言える。多くの人を殺しているから」と述べ、ロシアによるウクライナへの侵攻で戦死する兵士が週に7000人にものぼると主張して、プーチン氏への不快感を示しました。
その上で、「プーチン氏からはたくさんのデタラメを投げつけられている。いつも親切だが、結局は無意味だ」と批判しました。
また、ロシアに対する経済制裁を強化するのかについては、「私の一存で決められるし、真剣に検討している」と強調しました。
トランプ氏は、ロシアへの追加制裁については停戦協議に向けた仲介が難しくなるとして慎重な姿勢を見せてきましたが、こうした発言はロシアに揺さぶりをかけているものとみられます。