ウクライナ各地で、ロシア軍のドローン700機余りによる攻撃がありました。
一晩で飛来したドローンの数としては、ロシアの侵攻開始以降、最多です。
ウクライナ空軍は8日夜から9日朝にかけて、ロシア軍のドローン728機による攻撃を受け、13発のミサイルが発射されたと発表しました。
ウクライナ軍はこのうち、ドローン約300機とミサイル7発を撃墜し、残る約400機は電子妨害で無力化、あるいは行方不明になったとしています。
またウクライナ当局は、ロシア軍が使用したドローンの多くが「ダミーだった」と明らかにしています。
ゼレンスキー大統領は、SNSで「極めて深刻な攻撃だ。平和に向けた働きかけが続く中、ロシアだけが拒み続けている」と非難し、ロシアに対する制裁の強化を欧米各国に訴えました。
一方、ロシア国防省は、大規模な攻撃の実施を認め、「すべての標的を破壊した」と主張しています。