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プレスリリース配信元:株式会社ルリアン

 相続・終活に関するプラットフォーム事業を展開する株式会社ルリアン(本社:京都府京都市、代表取締役会長兼 CEO・藤巻 米隆)は、相続・終活に関する全国調査2025を実施し、今回まで3回にわたりその結果を公表してきました。最終回として、ひとりの親だけが存命の方1,052人のうち親がひとり暮らしをしている446人のデータをもとに、見守りや介護、孤独死など、親のひとり暮らしに関する調査結果をお伝えします。

調査サマリー
【見守り】親の緊急時 子の4割以上は「30分以内に駆け付け可能」 
【介護】高齢者施設への入居 親は慎重 子は希望 子の約2割は「入ってほしい」
【孤独死】父の孤独死 母より懸念 子の心配事は「病気・孤独死・ケガ・認知」
調査結果
【見守り】親の緊急時 子の4割以上は「30分以内に駆け付け可能」


 親がひとりで暮らしている446人を対象に、回答者もしくはその他の人が、親の家に30分以内で駆け付けられるかどうかを調査しました(複数回答可)。
 最も割合が高かったのは、父親・母親ともに「回答者」本人で、父親の家へ駆け付けられる人の割合は42.1%、母親の場合は48.1%でした。
 回答者以外の人も合わせると、父親の家へ駆け付け可能な人の割合は67.1%、母親の場合は71.4%にのぼりました。





 30分以内に親の家へ駆け付けられる移動手段について分析しました(複数回答可)。
 最も割合が高かった移動手段は、父親・母親ともに「車・バイク」で、父親の場合は50.0%、母親の場合は49.7%でした。市街地での平均時速を30~50kmと仮定すると、30分で移動可能な距離は約15~25kmとなります。このことから、回答者の約半数は、親の家からこの圏内に居住しているか、近隣に駆け付け可能な人がいることがわかりました。




【介護】高齢者施設への入居 親は慎重 子は希望 子の約2割は「入ってほしい」


 ひとり暮らしの親の高齢者施設への入居希望について、回答者が考える親の希望と、回答者の希望を比較・分析した結果、両者の間に意識の差があることがわかりました。
 高齢者施設への入居を「希望する」とした割合は、親が17.7%、回答者が21.1%でした。一方、「希望しない」とした割合は、親が17.9%、回答者が14.1%でした。
 親よりも回答者の方が、高齢者施設へ入ってほしいと考える傾向がありました。




【孤独死】父の孤独死 母より懸念 子の心配事は「病気・孤独死・ケガ・認知」


 親に関して心配していることを調査した結果、父親と母親で傾向が異なることがわかりました。
 父親がひとり暮らしの場合、心配することの上位は、1位:病気やケガ(47.4%)、2位:認知症(43.4%)、3位:孤独死(39.5%)でした。一方、母親の場合は、1位:病気やケガ(55.1%)、2位:認知症(46.8%)、3位:介護(37.0%)でした。
 いずれも「病気やケガ」「認知症」がトップ2に入りましたが、3位には父「孤独死」、母「介護」と異なる傾向がありました。特に「孤独死」に関しては、父親を心配する人の割合が39.5%だったのに対し、母親では29.2%と、10ポイント以上の差がありました。





 孤独死を防ぐために、高齢者のひとり暮らし向けサービスを利用することは有効的な手段です。
 ひとり暮らしの親が現在利用しているサービスと、親に利用してほしいサービスに関して調査しました(複数回答可)。
 現在親が利用しているサービスのうち、最も割合が高かったのは、父親・母親ともにデイサービスなどの「介護サービス」でした。
 父親に利用してほしいサービスで最も割合が高かったのは、買い物などの移動をサポートする「移動サービス」(18.4%)で、母親の場合は安否等を確認する「見守りサービス」(22.4%)でした。






 一般社団法人日本少額短期保険協会が2021年6月に公表した「第6回孤独死現状レポート」 によると、孤独死は年間を通じて7月から8月にかけて最も多く発生する傾向があるとされています。
 さらに、60歳以上の孤独死者のうち、8割以上が男性であることも明らかになりました。高齢男性のひとり暮らしにおけるリスクの高さが浮き彫りになっています。
 この時期は熱中症による救急搬送や死亡例も増加することから、ひとり暮らしの親がいる方は特に注意が必要です。




 前回の結果報告でもお伝えしたとおり、父親への連絡頻度は、母親と比較すると少ない傾向があります。あまり父親に連絡をしないという方は、これを機に「変わりない?」「クーラーはつけてる ?」など、連絡してみてはいかがでしょうか。あなたのその一言が、孤独死を防ぐことにつながります。
おわりに
 これまで全4回にわたり、「全国相続・終活調査2025」の結果をお届けしてきました。この調査は、相続や終活を考え始めた方々に向けて、少しでも役立つ情報を届けたいという思いから、2023年より毎年実施しています。
 相続や終活、そしてお金の話は、家族間でも話しづらいと感じる方が多く、親の財産状況を知らないまま突然相続が発生し、戸惑うケースも少なくありません。相続手続きは、大切な人を失った直後、心の整理がつかない中で始まります。だからこそ、事前に準備をしておくことが、いざという時の助けになります。大切な人を想う時間を守るためにも、少しずつでも話し合いを始めてみてはいかがでしょうか。
 私たちの情報発信が、これからの準備に向けて、一人でも多くの方の支えとなることを願っています。
調査概要
調査名:相続・終活に関する全国調査2025
調査対象:日本全国の40~69歳までの男女
調査期間:2025年2月21日(金)~2025年2月25日(火)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:16,342件(うち ひとりの親だけが存命の方1,052件)
※回答結果(%)は小数点以下第2位を四捨五入し、同第1位までを表示しているため、合計が100%にならない場合があります。
回答者について





過去の全国調査
過去に実施した全国調査は、下記のURLからご覧ください。
【全国調査レポートページ】https://le-lien.co.jp/report/
株式会社ルリアンについて
本社所在地:〒604-8151 京都府京都市中京区橋弁慶町227 第12長谷ビル9階
電話/FAX:075-585-5188/075-585-5189
事   業:相続・終活に関するソリューション提案ほか
資 本 金:1035万円
代 表 者:代表取締役会長兼CEO 藤巻 米隆
      代表取締役社長 小西 弘樹

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