地域の6次産業化を進めようと、岩手県内の農林漁業者などを対象に開かれる2025年度の県の研修会が7月8日に始まりました。

この研修会は、地域資源を活用した6次産業化を進める人を育成しようと、県が2020年度から開いています。

2025年度は県内の農林業者や地域商社などから8人が受講することになりました。

1回目の8日は、全国で食の6次産業化を担う人材を育成している、食農共創プロデューサーズの長谷川潤一さんが講師を務めました。

参加者は「フードビジネスが多様化している中で商品の付加価値を高めるためには戦略が必要」といった、6次産業化に取り組む際の考え方などを学んでいました。

受講者(紫波町・地域商社)
「データの拾い方や活用方法を学んだ。1回目から深く学ぶことができた」

受講者(雫石町・農業)
「作って販売するのが仕事だと思ってやってきたが、6次産業化にも積極的に挑戦し、事業を考えていきたい」

今後、県内の食品加工施設や販売店などの視察を含め11回の研修が行われる予定で、2026年2月には事業計画を作成し発表するということです。

岩手めんこいテレビ
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