夏の観光シーズンを前に、和歌山県那智勝浦町では旅客船の安全点検が行われました。
近畿運輸局などは毎年、多くの観光客が訪れる夏の観光シーズンを前に旅客船などの安全点検を行っています。
点検では職員6人が船に乗り込み、救命胴衣などの数を確認するとともに非常時の脱出手順を指導しました。
また、3年前に知床半島沖で観光船が沈没した事故を受けて、緊急時の連絡方法や船舶検査を守っているかなども聞き取っていました。
【近畿運輸局勝浦海事事務所・山根浩二所長】
「安全管理規程を遵守することで、輸送の安全を確保するとともに、事故を未然に防ぐことができる」
近畿運輸局は「事業者には安全管理体制の構築に努めてほしい」としています。