松江市の6月定例市議会は、最終日の7月8日に、大規模な太陽光発電など再生可能エネルギー事業を規制できる新たな条例案を可決しました。

松江市議会が可決したのは「再生可能エネルギー発電事業と地域との調和に関する条例」・通称「まつえ再エネ条例」で、無秩序な開発を防ぎ、再生可能エネルギーの適正な導入を促すことを目的としています。

規制対象となる事業は、出力10キロワット以上の太陽光発電所と風力発電事所です。
新条例では、市が開発禁止区域を設けることができるほか、事業者へは市との事前協議、地域住民への説明の徹底などを求めます。

今回の条例制定は、松江市内の旧ゴルフ場に大規模な太陽光発電所の計画が持ち上がり、市民から市に多くの意見が寄せられたことなどを受けて提案されたもので、同様の趣旨の条例は、山陰両県では島根県吉賀町に続き2例目です。今回の可決で、新条例は10月1日に施行されます。

TSKさんいん中央テレビ
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