秋篠宮さまは、「日本水大賞」などの表彰式のため、東京・江東区の日本科学未来館を訪問されました。
秋篠宮さまは、「日本水大賞」の名誉総裁を務めていて、式典では、水が人類にとり必要不可欠であり恵みを与えてくれるものだとする一方で「近年頻発する大雨をはじめ、水は自然界の中で循環する過程で深刻な自然災害をもたらすものであることも忘れてはなりません」と述べられました。
そして、「水から受ける恩恵に感謝し、健全な循環系を礎とした国土と自然を後世に引き継いでいかなければなりません」と述べられました。
表彰式で秋篠宮さまは、老朽化した農業用水路の保全に取り組み、水大賞を受賞した群馬県立吾妻中央高校循環工学研究部の代表に表彰状を手渡されました。
また、高校生を対象とした、夏にスウェーデンのストックホルムで行われる国際コンテストに派遣される「日本ストックホルム青少年水大賞」は、化学農薬の汚染から地下水を守るための研究をした沖縄県立宮古総合実業高校環境班に贈られました。
秋篠宮さまは式典後には、両賞に輝いた高校生と懇談し、吾妻中央高校の生徒には「これからも活動を継続していきますか」、「用水路を利用している方にとって大変喜ばしいことだと思います」などと話しかけられていました。
また、宮古総合実業高校の生徒には、これまでにも受賞歴があることから「次から次に研究されて素晴らしいなと思います」と声をかけ、8月末のストックホルムでのコンテストで「ぜひ良い発表なさってください」と受賞をたたえられていました。