外国人を含む多くの人に口座の売買が違法と伝え詐欺を防ごうと、6カ国語で書かれた広報紙が銀行などでつくる金融協会に贈られました。
これは詐欺の振り込み先の口座に外国人名義のものが確認されていることから、預貯金口座の売買が犯罪であることを周知しようと行われたものです。
7日は伊万里警察署の平川博幸署長から、県内2つの金融協会の会長に6カ国語で書かれた広報紙が贈られました。
外国人が帰国する際にいらなくなった口座が違法に売買、譲渡された事例もあり、広報紙は、金融機関で口座を開設する際などに活用されます。
【伊万里警察署署長 平川博幸署長】
「そこ(口座)に振り込みが行われて被害が発生します。絶対に(口座を)売り飛ばしはしないようにお願いします」
県内ではニセ電話詐欺やロマンス詐欺などの被害が増加し、今年5月末までの被害額は10億円を超えています。