福井県内の小規模事業者の4月から3カ月間の景況感が、2期ぶりに改善しました。ただトランプ関税の影響で、今後は悪化する見通しです。
景況調査は、福井商工会議所が約1960の小規模事業所を対象に実施し、410社から回答を得ました。
2025年4月から6月までの業界全体の景気を聞いたところ、「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を差し引いた値はマイナス46.9となり、前回より4.1ポイント上昇しました。2期ぶりの改善です。
春の行楽シーズンの天候が安定していたことなどから、特にサービス業で大幅な改善が見られました。ただ、アメリカのトランプ関税の影響などから、主に製造業で設備投資を控える動きが高まっていて、今後3カ月の景況感は下降する見通しです。