三重・津市で目撃されたのは、険しい表情を浮かべて歩く大阪府警の捜査員の姿。

その手には物を切断する際に使用される回転式のカッターも握られていますが、捜査員が向かった先は暴力団事務所。

「開けろよ!コラ!」「はよ開けろや!アホ!」などと現場に鳴り響く怒号。

捜査関係者によると、愛知県を拠点とする「ブラックアウト」の名称で呼ばれる匿名・流動型犯罪グループ、いわゆるトクリュウと関係があるとみられる、特定抗争指定暴力団・山口組の中核組織「弘道会」傘下組織の関係先の事務所を家宅捜索したのです。

しかし、なかなかシャッターを開けようとしない事務所関係者に、しびれを切らした捜査員は回転式のカッターの準備をはじめました。

すると約10分後、ようやくシャッターが開き一斉に踏み込みました。

大阪府警は実態解明を進めています。