開館から45年がたち老朽化が進む秋田市の県児童会館の今後を話し合う検討会が立ち上げられ、維持管理の進め方などについて意見が交わされました。

検討委員会は、施設の利用者や教育関係者など10人で構成されます。

秋田市山王にある県児童会館は1980年に開館し、大型遊具、劇場、プラネタリウム、図書館などを備えています。

検討委員会では、図書館や劇場などは近隣に代替施設があることや、利用者の約7割が秋田市民となっている施設を県が管理する必要性などを議論することにしていて、7日の初会合では、施設のこれまでの役割や機能維持の可能性について意見が交わされました。

委員からは「プラネタリウム・エアコン・図書館がなくても、建物があって見てくれる人がいればありがたい施設」「児童会館にどういう機能を持たせて、他の施設に振っていくのか考えないと話が進まない。あれもこれもほしいでは無理」「小学生が本を読みながら弟・妹が木育ルームで遊んで、母は下でママ友とゆっくりしている。図書館と全く同じ状況ではない。その場所の強み・特徴などの情報があれば検討しやすい」などの意見が出されました。

委員会は協議や視察を重ね、2026年2月に意見を集約することにしています。

秋田テレビ
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