参院選富山選挙区の候補者の訴えを4日間に分けてお伝えします。
「候補者走る」、今回は3選を目指す自民党の現職です。
*自民・現 堂故茂候補
「遠回りのようで最も近道は人づくりだと思っている。ふるさとに根っこのあるひとづくり、国づくりを皆さんと進めていきたい」
自民党の現職で3選を目指す、堂故茂候補(72)。
県議会議員や氷見市長を経て、2013年に参議院議員に初当選。おととし9月から去年11月まで国土交通副大臣を務めました。
演説では、今回の選挙で最大の争点となっている物価高対策について、制度設計があいまいな減税よりも、賃上げを実現すべきだと訴えています。
*自民・現 堂故茂候補
「とにかく物価高対策の最善の処方箋は、賃上げだと思っている。自民党では5年間で手取りを100万円増やすと公言している。絶対にこれは実現しなくてはいけない」
公示後は、自民党の組織力をフルにいかし、3日間で15市町村、33カ所で出陣式を実施。
地元、氷見での出陣式には、およそ600人が詰めかけました。
*自民・現 堂故茂候補
「知った人ばっかり、その辺り握手できなかったのでごめんなさい。残っていただければ握手します」
知名度と実績は折り紙付き。菊地正寛市長も、支援に回っています。
*氷見市 菊地正寛市長
「氷見市、震災からの復旧復興、そして人口減少。課題が山積。正念場であると思っている。こういった時こそ、市長の経験もあり県議の経験もあり、地方行政に精通している、地方の声を届けていただける、それは堂故先生しかないのではないでしょうか」
一方、票の流出が懸念されるのが、田畑裕明衆院議員による不適切な党員登録問題が発覚した大票田の富山市です。
*自民・現 堂故茂候補
「自民党よしっかりしろよ、最後の砦の参議院、頑張れよと、そんな風に声をいただいて、きょうここに立たせていただいている」
公示前にBBTなどが行った情勢調査では、旧富山市のエリアで他の候補者と横一線で並ぶ接戦となっていて、陣営では、序盤から富山市内での個人演説会を重点的に行っています。
*自民・現 堂故茂候補
「富山1区はいろんな出来事があったりして、リセットするのに時間がかかったと思う。今はフル回転になりつつあるのかなと思う」
その堂故候補、今回、靴を新調し、県内を駆け回っています。
*自民・現 堂故茂候補
「スニーカーは娘が買ってくれた。革靴だと似合わないというので。動きやすいですね。走り回れますね」
前回、6年前の選挙で国民民主党の新人との一騎打ちで27万票を集め圧勝した堂故候補。
陣営は、投票率が50%前後になると見込み、前回選並みの得票を目標に掲げています。
「候補者走る」。8日は国民民主党の新人の選挙戦をお伝えします。