静岡県が県政の課題に対応するためリニア対策を担当する局長級ポストを新設した上で、国土交通省の職員を充てる方針を固めたことがわかりました。
静岡県が7月15日付で新設するのは県土強靭化推進を担当する交通基盤部理事(部長級)・人口減少対策を担当する企画部参事(局長級)・リニア対策を担当するくらし・環境部参事(局長級)の3ポストです。
関係者によりますと交通基盤部理事には国土交通省大臣官房付の職員(48)を、企画部参事には総務省大臣官房付の職員(41)を、くらし・環境部参事には国土交通省 物流・自動車局 旅客課長補佐の職員(36)を招くということです。
国土交通省と静岡県をめぐっては川勝平太 前知事の時代にリニア中央新幹線に関して亀裂が入り、溝が深まっていたことから、今回の人事異動は静岡県にとっては大きな方針転換であり、雪解けに向けた一歩になるとみられます。