学歴詐称が問題となっている伊東市の田久保眞紀 市長に対する辞職勧告決議案が7月7日の市議会本会議で可決されました。反対票を投じた議員はおらず、討論では市長選で田久保氏を支援した議員からも苦言が呈されています。

伊東市の田久保眞紀 市長をめぐっては市の広報誌などに「東洋大学法学部卒業」と記す一方、実際には卒業しておらず、除籍となっていたことがわかっています。

これを受け、市議会では7月7日、田久保市長に対する辞職勧告決議案が提出され、全会一致で可決しました。

採決を前に行われた討論には5月の市長選で田久保市長を支援した重岡秀子 議員も賛成の立場から壇上に立ち、「学歴詐称疑惑をめぐる対応では田久保市長自身による事実の解明があまりに明快さを欠くと感じている」と無念さをあらわにした上で「多くの市民が恥と感じてしまう状況は市長の掲げる市民ファーストに反する。選挙で期待を寄せた市民の中にも不信を感じている人が多く、市民の信頼を回復できなければ市長の公約『市民とつくる街づくり』を進めることはとてもできないのではないか」と断じています。

田久保市長は7日午後1時から取材に応じ、辞職勧告決議案が可決したことについて「重く受け止めている」と口に市、午後7時半から開く記者会見で進退について言及する考えを明らかにしました。

テレビ静岡
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