新潟県内で学ぶアジアからを中心とした留学生が新潟市の商店街で“地域の活性化”について考えました。

新潟市中央区の沼垂地区。この日訪れたのは、新潟大学で学ぶアジアからを中心とした留学生たちです。

地域のグローバル化などについて考える大学の国際交流センターの授業の一環で行われたフィールドワークで、留学生たちはグループに分かれ商店街の店主などと交流し、街の現状などについて話を聞きました。

【留学生】
「外国の観光客もいる?」

【ガラス工房の店主】
「そうですね。増えてきた。一度来てくださったお客様が作った作品をSNSに投稿してくださるので」

沼垂テラス商店街は、かつて市場として使われていた長屋を改装し、レトロな街並みを残した商店街として人を呼び込んでいて、近年は外国人観光客も多く訪れます。

【留学生】
「より多くのお客さんが訪れるようにするための特別な策は?」

【商店街運営の代表】
「朝市・冬市というイベントをやって、みんなが楽しく遊べる一日をつくったり」

留学生たちは交流を通じ、さらに外国人観光客を呼び込むための施策やSGDsに沿った発展のために必要な取り組みなどについて考えていました。

【留学生】
「新潟の地元文化が深く感じられる。それは外国人観光客にとって魅力的な点。外国人は多分みんなグーグルマップを使っている。そこにもっと店の情報を載せたら見やすくなる」

そして後日、留学生たちは地域の関係者を招き、フィールドワークの成果発表会を開催。この中で、地域オリジナルの商品開発やSNSでの発信強化など、地域の盛り上げに向けた意見が出されました。

グローバルな視点を持つ留学生との交流は、協力した商店街側にとっても貴重な機会になったようです。

【沼垂テラス商店街 田村寛さん】
「色んな視点での質問があって、すごく勉強にもなった。言語の問題など難しいところもあるが、やっぱり受け入れる気持ちがすごく大事」

【新潟大学国際交流センター モウユン准教授】
「地域の活性化と国際化、多文化交流ができたらいいと思う。グローバルな視点から地域に何か貢献できたら」

新潟大学国際交流センターは今後も地域と連携した学びや交流の場をつくっていきたいとしています。

NST新潟総合テレビ
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