来年度の富山県内の私立高校全体の募集定員は、今年度より80人増えて2000人とすることが決まりました。

県立高校と私立高校の募集定員の割合、公私比率が撤廃されたことを受け、各高校の裁量で決められましたが、減らした学校は1校に留まっています。

これは4日開かれた県の審議会で認可されたものです。

県内10ある私立高校のうち今年度より定員が増えるのは4校で、龍谷富山が50人増やして300人。

高岡向陵が20人増やして220人などとしています。

一方、減らしたのは新川高校のみで5人減って90人としています。

私立学校10校合計では2000人となり、今年度よりも80人増えます。

審議会で、定員を増やした高岡向陵高校の荒井公浩理事長は、過去4年間の入学者数を考慮したうえで決定したと説明し、定員の決定が学校の裁量に任せられたことを受け、来年度以降は各学校が根拠を示す必要があるとの考えを述べていました。

一方、県立高校は来年度の中学校の卒業生が400人減少することを踏まえて、募集定員を減らす方向で検討しています。

富山テレビ
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