3日に公示された参議院選挙をめぐり、福岡県古賀市の期日前投票所で4日、誤って架空の候補者や政党が掲示され、100人あまりが投票していたことがわかりました。
市の選挙管理員会によりますと4日10時ごろ、古賀市役所に設置された期日前投票所で、比例代表選挙の投票記載台6台に掲示された氏名が誤っていると、投票に訪れた人から指摘がありました。
選管が確認したところ、県から送られた架空の候補者や政党などの模擬データを誤って掲示していたということです。
この誤った掲示の状態で101人が投票しました。
模擬データと正しいデータをパソコンの同じフォルダに保存していたのが原因で、誤って模擬データを印刷して掲示し、政党名や候補者の氏名の確認をしていなかったということです。
正しい政党名や候補者名を書いていない投票は無効となります。
古賀市選管は再発防止に向け、模擬データと正しいデータを分けて管理し、掲示した氏名が正しいかどうか複数人で確認するとしています。