福岡県北九州市の皿倉山に設置された滑り台で、足の骨折など利用者のけがが相次いだ問題で、武内市長は着地点の改良といった安全対策を進める考えを示しました。
◆北九州市 武内和久市長
「基準を満たしているという安全だけでなく、市民の皆さんの安心を確かなものにする」
北九州市が市内を一望する皿倉山の山頂に設置した全長30メートルの大型すべり台をめぐっては、4月の設置以降、海外観光客を含む9人がスネの骨を折るなどの重軽傷を負いました。
すべり台の対象年齢は6歳から12歳とされ、遊具の安全基準を満たしていましたが、大人の場合はスピードが出やすいため、着地の際にけがをしたとみられています。
このため市は着地点を改良することや補助要員となる「滑り台サポーター」を配置すること、滑り方のルールを浸透させることを柱に安全対策を進める方針です。
利用の再開について市はできるだけ早い時期を目指したいとしています