熊本県内で災害関連死を含め死者・行方不明者69人を出した2020年7月豪雨から4日で5年です。この日の朝は、被災地では犠牲者への黙とうが捧げられました。
線状降水帯が発生し球磨川が氾濫するなどして甚大な被害をもたらした2020年7月豪雨。県内では災害関連死を含む67人が犠牲となり、いまも2人が行方不明となっています。
このうち住民4人が亡くなり1人が行方不明の八代市坂本町では午前6時ごろに祈りの集いが開かれ、住民らおよそ30人が犠牲になった人たちに黙とうをささげました。
【坂本町の住民】「(犠牲になった人たちが)知っている方ばっかりでした。(災害後)出た人たちが帰ってきて活気のある町になるのが一番」
【集いを企画した道野紗喜子さん】「7月4日を忘れないでおこうと(企画した)この町を残したいという思いだけで走り回った5年間だった。いつかまだ戻ってここに暮らすことができたらいいと思っている。」
突如として日常が失われたあの日から5年、被災地ではいまも49人が仮住まいを余儀なくされていて、復旧・復興はまだ道半ばです。