知人男性とのトラブルで書類送検され、所属する勝山市議会に提出した説明文書に虚偽などがあったとして除名処分を受けた元市議の李江嵐氏が、処分は不当だとして、勝山市を提訴しました。
李氏は3日、代理人弁護士と記者会見を開き、勝山市に除名処分の取り消しを求めて2日、福井地裁に提訴したことを明らかにしました。
代理人は、李氏が議会に提出した備忘録といわれる文書に虚偽や歪曲などがあったことが問題視され除名処分となったが、トラブルそのものによる処分でなく、文書にも除名処分に相当するような虚偽や歪曲はなかったと説明。市議会による処分は不当だとして勝山市に除名処分の取り消しを求めて提訴したと明らかにしました。
また、併せて除名処分の執行停止を福井地裁に申し立てたということです。
勝山市の議会事務局は取材に対し、訴状が届いていないので答えることができないとコメントしました。
李氏は、2025年5月、知人男性とトラブルになり、暴行を加え威圧的な発言をしたとして書類送検されています。
3日の会見で李氏は、これまで謝罪の場がなかったとして、被害者や市民、市議会などに多大な迷惑をかけたと頭を下げました。
