富山県庁舎のあり方を模索する県の検討会が発足し、出席した各分野の有識者が意見を出し合いました。
この検討会は、現在の県庁舎が竣工から90年が経ち老朽化が進んでいることから将来の県庁舎が満たすべき機能や重要な視点を整理するため、県が設置したものです。
出席したのはまちづくりやDX、デジタルトランスフォーメーション、働き方改革、防災などの分野の県内外の有識者で、初回の3日は県民のための県庁舎のあり方について意見を出し合いました。
この中で「県民に開かれた庁舎にする」ために飲食店が入居してにぎわいを作ったり、観光的な要素やビジネス上の交流拠点とすることで産業振興につなげるなど、多角的な観点から議論が進められていました。
県は、今後、人口減少を見据えた行政サービスのあり方と富山市中心部の県有地の有効活用に関する2つの検討会と歩調を合わせ、県庁舎整備のスケジュールを含めて検討を進めていく方針です。