JR仙台駅前で和食レストランなどを経営する株式会社和光が業績悪化を受けて自己破産申請の準備に入りました。
帝国データバンクによりますと、仙台市の株式会社和光は1953年に創業。
エスパル仙台本館の「郷土料理みやぎ乃」などの和食レストランを中心に飲食店を複数展開し、1987年1月期には約15億4100万円の年間売上を計上していました。
2012年ごろには介護事業のフランチャイズに加盟し、仙台市内でデイサービスも手がけていました。
しかし、新型コロナの影響による飲食店の営業自粛や介護事業所内でのクラスター発生などにより業績が悪化していました。
2025年3月期には年間の売上高5億2000万円に対して営業損益段階から赤字を計上。
大幅な債務超過に陥っており、業績改善の見通しが立たないことから事業の継続を断念しました。
デイサービス事業については別業者が営業を継続しています。
負債は債権者約200人に対し約4億円とみられていますが、変動する可能性があるということです。