昨年度、広島市の児童相談所に寄せられた子どもの虐待に関する相談・通告件数が過去最多を更新したことがわかりました。
広島市によりますと昨年度、児童相談所に寄せられた児童虐待の相談・通告件数は、3186件で前の年度を302件上回り過去最多を更新しました。
虐待を受けた児童は6歳から8歳までの小学校低学年が602件と最も多く、また虐待の種別では「心理的虐待」が1550件と全体の半数を占めています。
過去最多を更新した背景について、広島市の児童相談所は「社会的な認識が高まり学校などの関係機関が児童の異変に気付き通報するケースが増えている」と分析。
早期の相談や通告で問題が重篤化する前に対応できると評価し、今後も虐待の早期発見に取り組むとしています。