気象庁は、関東甲信地方では7月3日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけています。また、2日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要です。

関東甲信地方では、高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気や日中の気温上昇、上空の寒気の影響で、2日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるとしています。また、3日も大気の不安定な状態が続く見込みだということです。

■雨の予想

関東甲信地方では、引き続き3日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があるということです。

・2日に予想される1時間降水量(多い所で)
  関東地方北部 50ミリ
  関東地方南部 50ミリ
  甲信地方   50ミリ

・3日に予想される1時間降水量(多い所で)
  関東地方北部 40ミリ
  関東地方南部 30ミリ
  甲信地方   40ミリ

・2日午前6時から予想される24時間降水量(多い所で)
  関東地方北部 100ミリ
  関東地方南部 100ミリ
  甲信地方   100ミリ

・その後、3日午前6時から予想される24時間降水量(多い所で)
  関東地方北部 60ミリ
  関東地方南部 60ミリ
  甲信地方   80ミリ

気象庁は、関東甲信地方では、3日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけています。また、2日夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するとともに、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてほしいとしています。降ひょうのおそれもあるので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。

長野放送
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