林芳正官房長官は1日、4月に廃止された東京高速道路(KK線)の跡地を視察した。
銀座を“コの字”の形で囲むように走るKK線は、1966年に全線が開通。2025年4月に約60年の歴史に幕を下ろして廃止され、ニューヨークの高架上に造られた「ハイライン」を参考に、緑地化してオープンカフェやイベント用のスペースなどを整備した「空中回廊」に生まれ変わる。
林長官は視察後、記者団に対し、「これだけ広い空中のスペースが今度は歩行者のために使える。銀座のど真ん中にこれだけの場所があるのは素晴らしいことだ」と語った。
さらに、高速道路の「老朽化対策」と「再開発」を一体的に進める取り組みに期待を示したうえで、「国としてしっかりとサポートしていきたい」と強調した。