県内でも大きな被害が出た2024年7月の豪雨から間もなく1年。酒田市は被害の大きかった市内3つの地区について、今後「避難指示」を一段階前倒しして発令することを決めた。

(酒田市・矢口明子市長)
「特に昨年7月の大雨河川・堤防等が被災した八幡地域・西荒瀬地区については、その後の天候や河川水位の見通しなどを山形地方気象台や酒田河川国道事務所に確認した上で、酒田市長から避難指示を一段階下から発令することも考えています」

一部地区での避難指示の前倒しでの発令は、矢口市長が7月1日の会見で明らかにした。

酒田市によると、避難指示の前倒しは八幡・西荒瀬に竹田を加えた3地区が対象。
近くを流れる日向川・荒瀬川・最上川の水位が避難判断水位に達し、レベル3の「高齢者等避難」を発令することになった場合、3地区ではレベル4の「避難指示」を繰り上げして発令する。

酒田市では今後、堤防の復旧の状況などを見ながら、この措置を続ける期間についても検討していくという。

さくらんぼテレビ
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