夏の猛暑を乗り切るための暑さ対策グッズが進化を続けている。ハンディファンから氷を使った冷却グッズまで、今年も様々な商品が注目を集めている。
■進化するハンディファン、定番から専用タイプまで
すっかり夏の定番アイテムとなったハンディファン。店頭には多種多様な商品が並び、年々その形状や機能が進化している。日傘やスマートフォンに取り付けられるタイプから、首にかけて両手を自由に使える「手ぶらファン」まで、用途に合わせた選択が可能だ。
「一番売れている商品は?」という問いかけに、店員は人気商品を紹介する。多様化するニーズに応えるように、メーカー各社は機能性と携帯性を兼ね備えた製品開発に力を入れている。
■帽子に仕込む冷却シートが人気
特に興味を引いたのは、帽子の内側に装着できる冷却グッズだ。「帽子の中で隠していれる」と店員が説明するこの商品は、凍らせたシートを帽子に入れるだけの簡単な仕組み。スポーツ観戦や農作業など、屋外で長時間過ごす際に効果的だ。
「今年は冷やす商品が一押し」と店員は語る。猛暑が続く近年、単に風を送るだけでなく、積極的に体温を下げる機能を持った商品に注目が集まっている。
■直接冷やす氷嚢タイプが猛暑対策の切り札に
「氷を入れるんですね」「直接氷の冷たさを感じられるのがたまらなく気持ちいい」という会話からわかるように、氷を使った冷却グッズも人気だ。首に巻くタイプの氷嚢は、かなりの冷たさを体感できるという。
ここ数年の危険な暑さを背景に、こうした直接冷やすタイプのグッズは熱中症対策の切り札として注目を集めている。これからが本格的な暑さとなる時期に向けて、様々な暑さ対策グッズや知恵を活用して、安全に夏を乗り切ることが大切だ。
手に持つだけでなく、体に装着したり、帽子に仕込んだりと、進化する暑さ対策グッズ。これからの危険な暑さを乗り越えるためのアイテムとして、多くの人の夏の必需品となりそうだ。