福岡市役所の本庁舎や地下鉄の主要駅が緑あふれる空間になります。
それぞれのイメージ図が1日、公表されました。
このうち市役所の本庁舎には“天神の森”として1万本以上を植栽します。
西側のベランダや壁面を14階まで緑で覆い、四季の彩りを楽しめるように花が咲いたり実がなったりする樹木を植えるほか、大屋根も緑化されます。
東側は落葉樹などで四季の移ろいを表現します。
7月から設計や工事に入り、来年3月に完成の予定です。
また、地下鉄天神駅や博多駅、福岡空港駅も緑化が進められます。
駅ごとにデザインテーマを設定し、例えば空港線の博多駅は「博多旧市街に息づく情緒豊かな緑」をテーマに観葉植物だけでなく身近な植栽も用い、歴史的な情緒を感じられる空間を整備することにしていて、来年2月に完成予定です。
高島市長は今年度の施策の1つとして「まちに『みどり』を」を掲げ、公共施設などで象徴的な緑を創り出すとともに、民間企業や市民による緑化の取り組みを支援すると表明していました。