うどん市場の競争が激化する中、7月1日発売の新商品を作るセブン-イレブンの麺工場を今湊敬樹キャスターが取材しました。
東京に進出し出店攻勢を強める西日本勢に、バラエティーに富んだ商品展開など、今、顧客の獲得競争が激化する“うどん業界”。
それは外食チェーンに限った話ではありません。
Live News αは、“できたてでなくともおいしい”麺作りを目指すコンビニ最大手の現場を独自取材しました。
今湊キャスターが訪れたのは、セブン-イレブン・ジャパンの麺工場。
セブン-イレブン・ジャパン 商品本部・麺類開発担当の廣川陽史さん:
実はセブン-イレブンのうどんって粉から作っているんです。ここがすごく大きなポイントなので、ぜひ、ここから見ていただきたいなと思っています。
まず見せてもらったのが、麺生地を真空状態でこねる機械。
ポイントは、真空にすることによって、生地からも空気をほどよく抜いて、きめ細かいうどんの生地を作るということ。
さらに生地を伸ばす作業も全て機械が担っています。
セブン-イレブン・ジャパン 商品本部・麺類開発担当の廣川陽史さん:
職人がうどんを足で踏んだり手で伸ばしたりする工程があると思いますが、この機械を使って再現しています。
今湊敬樹キャスター:
5段階ある理由は何なんですか?
セブン-イレブン・ジャパン 商品本部・麺類開発担当の廣川陽史さん:
1つとか2つでやってしまうと、圧をかけきれずに結果的に弾力がない生地になってしまう。
出来上がった麺に関西風のだしを加えれば、7月1日から発売される新商品「関西風だしの旨み広がる 冷かけみぞれうどん」の完成です。
今湊キャスターが一足先に試食させてもらいました。
今湊敬樹キャスター:
うどんの麺のコシ、弾力をよく感じます。かめばかむほど、うまみ・甘みを感じます。
セブン-イレブンの担当者は、常に進化し続けていくことが激化するうどん市場を生き抜く秘訣だと説明します。
セブン-イレブン・ジャパン 商品本部・麺類開発担当の廣川陽史さん:
市場は、そば・うどん・中華麺の中で実はうどんが一番市場をけん引している。九州のうどんがどんどん関東に進出していく中で、セブン-イレブンの麺は20年以上ずっと進化をし続けている中で、大きな売り上げになっていることは間違いなくて、ただ、まだ進化し続けなくてはいけない。店でうどんをゆでるということはできないが、そこに限りなく近づけるために様々なメニューの幅を広げた商品開発を目指している。