少子化に伴う来年度の県立高校の募集定員見直しを巡り、県教育委員会はこれまでの学級数を維持したまま全体の募集定員を減らす方針を見直す新しい考えを示しました。

これは30日開かれた教育委員会の会議で説明されたものです。

県内の来年3月の中学校卒業予定者数は今年度から402人少ない8107人と大幅な減少が見込まれています。

これを踏まえ来年度の県立高校の募集定員では各高校の学科ごとに学級数や募集定員を設定するとしています。

具体的には中学校ごとの過去4年の志願者状況をもとに各県立高校の学科ごとに志願者数を推計し、1学級40人を定員に学級数や募集定員を設定するとしています。

教育のニーズに合わせ「適正な定員管理」を行う考えですが、陳情に訪れた県高校教職員組合は「県内のどこに住んでいても学習の機会が保障されるべき」として反発していました。

県教育委員会では来月29日の会議で来年度、想定される県立高校の定員や学級数を示し募集定員を決定する方針です。

富山テレビ
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