放火やストーカー規制法違反などの罪に問われている消防士の男の初公判が富山地方裁判所で開かれ、被告は一部起訴内容を否認しました。

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起訴状などによりますと、高岡市の消防士、林陽太被告は元交際相手の女性にGPS発信器を取り付け位置情報を取得したストーカー規正法違反の他、女性が次に交際した男性の自宅にガソリンなどをまいて火をつけた放火の罪、また、同じ女性の別の交際相手の自宅に殺意をもってガソリンを流し込んだ放火予備・殺人予備など5つの罪に問われています。

30日の初公判で、林被告は放火などの罪については起訴内容を認めたものの、放火予備と殺人予備については「ガソリンを流し込んだが、火は放っておらず、殺すつもりはなかった」と述べ、一部否認しました。

冒頭陳述で、検察側は「放火・殺人予備の現場を被告が事前に動画撮影しており、計画的で悪質な犯行である」と指摘したのに対し、弁護側は「自らが犯した罪の重さを自覚し反省している」と述べました。

富山テレビ
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