福井県内にある6つのスポーツチームを県民みんなで盛り上げようというスポーツ応援コーナー「エフスポ」は今回、ホッケーの「ヴェルコスタ福井」を取り上げます。28日に行われた越前町での開幕戦で、地元ファンに勝利を届けました。
ホッケーの日本リーグ「サムライリーグD1」のホーム開幕戦となった「ヴェルコスタ福井」は「セルリオ島根」との対戦です。
ヴェルコスタボールで始まった第1クォーター。序盤は両チームとも攻めあぐね、なかなか得点には至りません。
試合が動いたのは第1クォーター終了間際。ヴェルコスタの25番前田選手が、相手ファールを誘い、ペナルティーコーナーを獲得します。これを越前町出身の渡辺恵大選手が決め、ヴェルコスタが先制します。
続く第2クォーター開始直後、ヴェルコスタがペナルティーコーナーを獲得。今度は、9番の福井工大出身の佐伯選手が決めます。
その後、1点差で迎えた第4クォーター。ホイッスル後、ヴェルコスタがプレーを止めている間に島根が素早いリスタートからゴール。ヴェルコスタは同点に追いつかれてしまいます。
第4クォーターの8分、ヴェルコスタはペナルティーコーナーを獲得しますが、ゴール前の混戦を抜け出せません。そして、もう一度ペナルティーコーナー。しかし、ヴェルコスタは2度のチャンスを逃してしまいます。
第4クォーター12分。流れは島根へと傾きます。ペナルティーコーナーのピンチを救ったのは、地元出身のゴールキーパー渡邉廉也選手でした。
渡邊修一監督は「シュートコースを限定させて、よく最後はセービングできていた」とキーパーを絶賛しました。
このゲームは前後半で決着がつかず、勝負の行方はサッカーでいうPK戦、SO戦にも持ち込まれます。
両者1歩も譲らず、迎えた島根の5人目。ヴェルコスタのゴールキーパー山内選手がゴールを守りきり、SO戦5対4でヴェルコスタ福井が勝利。貴重な勝ち点2を獲得しました。
山内選手:
「ホームゲームだったのでたくさんお応援があり勝利につながったと思う」
渡邊監督:
「負けなかったことがやはり一番大きかった。負けないホッケーを続けていきたい」
「ヴェルコスタ福井」の次の一戦は7月5日の土曜日、越前町営朝日総合運動場で「立命館ホリーズ」との対戦です。また、同じリーグの福井工大男子ホッケー部は
「GIFU ASAHI BLUE DEVILS」と対戦します。