長期入院を余儀なくされた子供や付き添いの家族のための宿泊施設「十八親和ペンギンハウス」に、佐世保市の企業が寄付をしました。
贈呈式では佐世保市の船舶修理・メンテナンス業ホーセイから施設を運営しているNPO法人長崎ファミリーハウスに、寄付金100万円が渡されました。
今回寄付をした企業の代表は「幼い頃の自分の経験から施設の必要性を強く感じている」と話しました。
株式会社ホーセイ 池田真秀 代表取締役社長
「姉が小児がんで亡くなって小学5年生の時でした。」
「母もつきっきりだった」
「ペンギンハウスのような施設が当時あれば、もっと家族の時間が過ごせたんじゃないかなと思った」
十八親和ペンギンハウスは、長期の入院が必要な子供に付き添う家族ための低額の宿泊施設です。
銀行の空き店舗を活用し、2年前に作られました。
2階建ての建物には、5つ部屋があります。
離島に住んでいる家族など、これまでに利用した人はのべ1750人に上ります。
施設の管理はボランティアがしていて、運営費は個人や企業の寄付で賄われています。
NPO法人ファミリーハウス事務局 夛田ひとみさん
「皆さんの支えがあってペンギンハウスは成り立っているので、寄付は大切に使わせてもらって、利用者さんが安心して安全な所で家族で過ごせるような場所を作っていきたいと思う」
今回の寄付金は、空気清浄機や防災グッズなどの購入費用に充てるということです。