農業への興味を持ってもらおうと長崎大学で甘いトマトを育てる公開講座があり、参加した市民がそのトマトを収穫しました。
真っ赤に実ったみずみずしいトマト。
長崎大学では2025年4月から「高糖度のトマトを育てよう」という公開講座を開いています。
3回目の28日は約10人が、そのトマトを収穫しました。
受講者
「うれしい。この大きさは初めて」
「花が咲いて、実がなって赤くなる過程でうれしかった」
講座では農家の栽培を視察したほか、糖度を高めるために重要な与える水の量について学びながら、約2カ月間、育ててきました。
比較のために用意した市販の通常のトマトの糖度が4.7だったのに対し、今回、育てたトマトは…。
収穫したトマト全てが市販の糖度を上回りました。
長崎大学 教育学部 鎌田 栄一郎 准教授
「長崎には頑張っている農家が多くいるので農家のことを知ってもらい、トマトの栽培を通じて生産者と消費者とを結びつけられたらトマトや野菜作りに興味がある人を増やしていきたい」
長崎大学では、9月にも唐人菜など「長崎伝統野菜」を育てる講座を予定しています。