オール長崎ロケの映画「夏の砂の上」の完成を記念し、主演のオダギリジョーさんが長崎で舞台挨拶に立ちました。
映画「夏の砂の上」の舞台挨拶。
登場したのは、主演で共同プロデューサーを務めたオダギリジョーさんと、監督で脚本も担当した玉田真也さんです。
この映画は、 雨が降らないある夏の長崎が舞台です。
幼い息子を亡くした喪失感から人生の時間が止まってしまった主人公・治と、17歳の姪との突然の共同生活から物語は始まります。
長崎出身の劇作家松田正隆さんの戯曲を原作に描かれた作品で、 撮影は2024年9月、すべて長崎でありました。
俳優・共同プロデューサー オダギリジョーさん
「長崎の夏の暑さを去年は痛感した」
「雨がほとんど降らなくて、撮影にとってはベストだったけど、スタッフやキャストにとってはしんどい、過酷な現場が多かった」
舞台挨拶では、2025年の上海国際映画祭で授賞した「審査員特別賞」のトロフィーも披露されました。
オダギリさんは、映像を際立たせるために音に特にこだわったそうです。
俳優・共同プロデューサー オダギリジョーさん
「余計な音楽をつけないことによって、生活音などを逆に色んなところに忍ばせている」
「だからこそこの風景、長崎の街が見ている方にしっかり届くはず」
監督・脚本 玉田真也さん
「映画化するときには、長崎の街自体を主人公と捉えて撮影しようと決めていた」
映画「夏の砂の上」は、7月4日から全国で公開されます。