7月3日公示・20日投開票の日程で行われる今年の参議院議員選挙。石破総理大臣率いる与党が過半数を維持するのか、野党が過半数を制し衆参両院で与党を過半数割れに追い込むのか、日本の未来を左右する注目の選挙となっている。
一方で、選挙報道をめぐっては、昨年の東京都知事選挙と衆議院議員選挙、兵庫県知事選挙において、テレビの選挙報道の影響力低下が指摘され、特に「公示・告示後の選挙報道の量」「現在進行形の現象の報道」「ネット上のフェイク情報への対応」などの課題が浮上し、真に有権者のためになる選挙報道が何であるかが問われてきた。
そこで今回の参院選にあたり、FNN(フジニュースネットワーク)とフジテレビの情報番組では、公職選挙法の規定などに過度に配慮して選挙報道を控えることなく、選挙で今起きていることや必要な情報を、投開票日の前に正確かつ的確に伝え、有権者の投票行動に資する有益な情報を、質・量の両面で十二分に伝える「選挙期間報道キャンペーン」を展開する。
キャンペーンタイトルは「もっと 投票の前に」。
「もっと」とは有権者の「もっと知りたい情報」。それを私たちが今までより「もっと深く」そして「もっと正しく」伝えるという趣旨だ。その上で、その大切な情報を選挙の投開票日より前に的確に有権者に伝えることで、投票の判断材料にしてもらえればという意味が込められている。
まず、注目選挙区の情勢や各党の掲げる政策や選挙戦の掘り下げは、有権者の判断材料にという視点に立って、質・量ともにこれまで以上に充実させる。そして、ネット上に氾濫するフェイク情報などが選挙戦に悪影響を与えた場合には、ファクト(実際にあったこと)をチェックした上で、情報の誤りを正していく。
さらに今回は、日本最大級の選挙・政治情報サイト「選挙ドットコム」とコラボし、ネット上で起きている参議院議員選挙に関する現象を詳細に解析して報道。リアルな選挙戦の動向もデジタルの視点で分析し、選挙戦を多角的に報じる。
こうした報道を通じて、選挙報道の質的公平性を担保しつつ、視聴者・有権者の知りたい選挙情報を的確に伝え、民主主義の根幹である選挙の質の向上に貢献していきたいと考えている。
このキャンペーンを展開していく番組は、報道番組では『Live News days』『Live News イット!』『Live News α』『日曜報道 THE PRIME』。情報番組では『めざましテレビ』『サン!シャイン』『Mr.サンデー』。さらに、ネットでは『「FNNプライムオンライン』で有権者に向けて情報を発信していく。
各番組などがそれぞれの視点で選挙戦を掘り下げ、フジテレビ系列・FNN全体として、有権者の視点で参院選を詳しく報じていくので、ぜひご期待いただきたい。

宮司愛海(Live Newsイット!キャスター、フジテレビアナウンサー)
「ネットの力が拡大しテレビの選挙報道の在り方が問われる中、本来であればもっと早く、こうした取り組みを行わなければならなかったと感じています。“守り”の姿勢の選挙報道から、視聴者ファーストの積極性を持った選挙報道へ。選挙報道の転換点に立ち、テレビの果たすべき役割を見つめ直していきたいと考えています。皆様の投票行動に少しでも貢献すべく力を尽くしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします」

堤礼実(Live News αキャスター、フジテレビアナウンサー)
「理想とする未来の形は人それぞれ異なり、その違いがあってこそ社会はより豊かなものになるのだと思います。1票は自分の思いを社会へとつなげる手段です。そしてその1票は“知る”ことでより重みのあるものとなるはずです。あふれる情報の中で、確かな事実を見極め、賢く選ぶ力を皆さんと共に育んでいければと思います」

松山俊行(日曜報道THE PRIMEキャスター、フジテレビ政治部長)
「選挙は日々刻々と移り変わる社会の変化の中で、有権者が“現在”だけでなく“将来”を見据えた“1票”を投じる重要な機会です。その“1票”のために必要な情報を正確かつ迅速、そしてふんだんに提供していくことがメディアの役割と再認識し、選挙期間中に起きる想定外の出来事も含めて有権者の選択肢となる材料を積極的に可視化していく取り組みに全力を挙げていきます」
【企画概要】
<タイトル>『もっと 投票の前に』
<放送日時>6月30日(月)~7月19日(土)の各報道・情報番組『Live News days』『Live News イット!』『Live News α』『めざましテレビ』『サン!シャイン』『Mr.サンデー』