アメリカのトランプ大統領は、今年11月のニューヨーク市長選挙に向けた民主党の候補者選びで指名を確実にしているゾーラン・マムダニ氏について「過激な極左だ」と批判しました。
トランプ大統領は29日に放送されたFOXニュースのインタビューで「彼は共産主義者でニューヨークにとってよくない」「頭がイカれた過激な極左だ」と述べ、6月24日に行われたニューヨーク市長選挙の予備選で番狂わせの結果、民主党の候補者として指名を確実にしているニューヨーク州議会議員のゾーラン・マムダニ氏を批判しました。
11月には現職のアダムズ市長などと戦う本選挙がありますが、トランプ氏は「誰が市長になろうが、行儀よくしておくんだな。そうでなければ、連邦政府は財政的に非常に厳しい姿勢で臨む」とけん制しました。
33歳のマムダニ氏はウガンダ生まれのインド系イスラム教徒で、予備選の序盤は無名候補でしたが、「民主社会主義者」を自称し、移民や若者の人気を集めた結果、有力候補だったクオモ前州知事を引き離しました。