太平洋戦争末期に300人以上が犠牲となったアメリカ軍の延岡大空襲から6月29日で80年、宮崎県延岡市で犠牲者を弔う慰霊祭が行われました。
慰霊祭は今山大師にある慰霊碑前で行われ、遺族や空襲体験者など約30人が参列しました。
延岡大空襲では市街地を中心に焼夷弾による火災が発生、多くの家屋が焼失し市民など300人以上が亡くなりました。
慰霊祭では、法要が行われたあと参列者が慰霊碑に線香を手向け犠牲者の冥福を祈りました。
(空襲を体験 山本和惠さん)
「小学4年生で家の中の防空壕にいたんですが、外に出て河原の方へ避難しました。戦災孤児はいるし哀れで、これが日本なのかと思いました。」
参列した人たちは、犠牲者を弔いながら平和への思いを新たにしていました。