参議院選挙の公示が来週に迫った。福島選挙区に立候補を予定している5人が公開討論会に臨み、主張を展開した。

6月26日、福島県郡山市で開かれた公開討論会。
福島選挙区から立候補を予定している5人の候補が、福島の復興について語った。
自民・現・森雅子氏:「最も大事なものは何ですかという質問には、財源だと答えます。復興財源を獲得しなければなりません」
立憲・新・石原洋三郎氏:「避難者の方々が戻りたいということであれば、戻れるような環境を一刻一刻つくっていくということが大事だと思っております」
共産・新・小山田友子氏:「原発は事故を起こす可能性があるし、原発事故を二度と繰り返さないために、原発ゼロを実現するべきだと思います」
参政・新・大山里幸子氏:「学校教育や修学旅行などを通じて、福島で何が起きたのか、どこまで回復しているのかと、これを全国の子どもたちに伝える機会が必要だと考えています」
諸派・新・越智寛之氏:「復興よりも移住政策をしっかりと進めていくということです。そして、移住先で新しいスタートを切れるように残っている土地や財産はすべて国が買い上げると」

5人はこのほか、子育てや地方創生などについて主張を展開した。

討論会を観覧した人は「私が重視しているのは福島県なので、原発問題、経営もしているので賃金とか」「初めて顔を拝見した方もいたので、今後の参考にさせていただければと思います」と話した。

物価高や人口減少対策、政治とカネの問題などが争点になるとみられる参議院選挙。7月3日公示・20日投開票の日程で行われる。

福島テレビ
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