夏の長崎を舞台にした映画「夏の砂の上」で主演を務めた俳優のオダギリジョーさんと玉田真也監督が映画公開を前に県庁を表敬訪問しました。
県庁職員約300人の大きな拍手で出迎えられたのは、俳優で共同プロデューサーを務めたオダギリジョーさんと、監督で脚本を担当した玉田真也さんです。
2人は映画公開を前に挨拶に訪れました。
映画「夏の砂の上」は長崎出身の劇作家・松田正隆さんの戯曲を原作に描かれた作品です。
舞台は夏の長崎。
幼い息子を亡くした喪失感から人生が止まってしまった主人公・治と17歳の姪との突然の共同生活から始まる物語です。
映画はオール長崎ロケで、2人は長崎の街の魅力について次のように語りました。
オダギリジョーさん
「(長崎は)他の町では感じられないような、他には見つけられない景色がある。毎回新しい発見がある」
監督・脚本 玉田真也さん
「長崎の町を主役だと思って撮った」「人の生活の匂いがしみついた長崎こそ撮りたいと思って撮ってきたので、皆さんにとって身近なものが映画のすみずみにあるので楽しんでいただけると思う」
作品は今年の上海国際映画祭で審査員特別賞を受賞しています。
世界も注目する映画「夏の砂の上」は7月4日から全国で公開されます。