JR九州の古宮洋二社長は27日、西九州新幹線の未着工区間について、佐賀空港を通るルートには否定的な見解を示しました。

JR九州の古宮社長は27日の定例会見で、西九州新幹線の新鳥栖から武雄温泉までの未着工区間について、「佐賀駅を通るルートが望ましい」という考えを改めて示しました。

未着工区間については18日、久留米地区の経済関係者などが「福岡県南部から佐賀空港を経由するルートが地元の活性化につながる」と要望していました。

古宮社長はこの案について、福岡県に費用負担が発生することの了解が必要となることや、遠回りとなって運賃が高くなることなどが問題だと指摘しています。

西九州新幹線は、2022年に一部区間が開業していますが、残る区間についてはまだ整備方針が決まっていません。

テレビ西日本
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