大分県大分市に住む男性が警察官を名乗る人物から約1150万円をだまし取られるオレオレ詐欺の被害に遭っていたことがわかりました。
警察によりますと、2025年6月14日、大分市に住む20代の男性の携帯電話に警察庁所属の警察官を名乗る人物から連絡がありました。
男性は電話の中で「あなたの銀行口座が犯罪に使われている。このままではあなたを逮捕することになる」などと言われました。
その後、LINEに誘導され「あなたの所持金に犯罪収益が含まれている可能性がある。調査するため、金融庁で精査する」「現金を暗号資産に交換してください」などと指示されました。
また、男性は、一連のやりとりの中で警察官を名乗る人物とビデオ通話をした際、逮捕状のようなものを見せられたということです。
男性は、7回にわたって指定された口座に暗号資産を振り込みあわせて約1150万円をだまし取られたということです。
不審に思った男性が6月24日、警察に相談し被害が発覚しました。
警察は「警察官や検察官が、現金を振り込むよう指示することはありません」と注意を呼びかけています。