高校生が夏の伝統文化を学びます。岡山市の高校生が6月26日、自分で作った浴衣を身に付けて1日を過ごす行事が行われました。

(着付けする生徒)
「後ろは下持ってぐるっと」
「固い。ちょっと後ろ向いて」

浴衣を着たのは、岡山市南区の興陽高校で服飾などを学ぶ被服デザイン科の2年生と3年生74人です。浴衣は1年生の時に授業の一環で半年かけて手作りしました。

(佐藤理子アナウンサー)
「1時間目の授業が始まりました。教室が華やかな雰囲気に包まれています。整いました。丁寧に作った浴衣とかけまして、平仮名50音と解く。その心はそこにはまず「あ」「い」があるでしょう」

高校で2021年から行われている「ゆかたの日」というこの行事。それぞれが「愛」を込めた自慢の浴衣を通して、伝統的な礼儀作法やものづくりの大切さを学びました。

(生徒)
「頑張って作ったのでそれを着れてうれしい気持ちでいっぱい。100点!」

生徒は2025年10月に玉野市の深山イギリス庭園でファッションショーを開き、一般の人にも浴衣のお披露目を行うということです。

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。