軽油に灯油などを混ぜて作る「不正軽油」の発見と使用防止を図ろうと25日、あわら市内の幹線道路でトラックを対象とした軽油の抜き取り調査が行われました。
   
抜き取り調査は、県税事務所が国土交通省や警察と連携して実施しました。25日はあわら市熊坂の計量所で、軽油を燃料とするトラックを1台ずつ止めて燃料の一部を抜き取り、どこで給油したかなどを聞き取っていました。
 
県税事務所では「原油価格の高止まりから軽油の流通価格も高く推移し、不正な軽油が出回りやすい環境にある」と話しています。
 
不正軽油の製造や販売は地方税法の違反となり、軽油引取税の脱税につながるほか、排気ガスに不純物が混ざるため環境汚染につながるとされています。
  
県税事務所は抜き取った軽油の成分を調べ、不正が見つかった場合は製造ルートなどを調べることにしています。

福井テレビ
福井テレビ

福井の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。