独特の形 モロッコインゲン
愛媛県松山市の産直市場「太陽市」で販売されている注目の夏を彩る野菜、モロッコインゲン。
一般的なサヤインゲンとは全く異なる形状と食感で、夏の食卓に新しい風味をもたらしてくれる。

豆類とは思えない独特の姿
「インゲン豆とはだいぶ見た目が違いますね」と驚くのも無理はない。
モロッコインゲンは、一般的なサヤインゲンのイメージを大きく覆す。
長さ15~20cmほどと一般的なインゲンよりも長く、サヤが幅広く平たい独特の形状をしている。「筋がないので、そのまま茹でたり炒め物など様々な料理に使えます」と店長は説明する。

選び方のポイントは「豆の形」にあり
モロッコインゲンの選びで重要なのは、意外にも「豆の形がくっきりと出ていないもの」だという。店長によると「全体の太さが均一で、緑が鮮やかなものを選んでください」と、選ぶ際のポイントを教えてくれた。
購入したモロッコインゲンは乾燥しやすいため、保存する際は特別な注意が必要だ。「ラップや新聞紙などに包み、ナイロン袋に入れてから冷蔵庫で保存してください」と店長はアドバイスする。この方法で鮮度を保ちながら数日間保存することができる。

味わいは甘み豊かでシャキシャキ食感
特徴的なのは、一般的なサヤインゲンに比べて甘みがあることだ。
番組内では、モロッコインゲンのしょうが味噌和えが紹介された。
試食した早戸リポーターは「歯切れのいいシャキッと感。程よい柔らかさもあって食感がいいです」と感想を語る。

生姜と和えた味噌和え
この生姜味噌和えは、ゆでたモロッコインゲンとこんにゃくに、生姜・味噌・醤油・砂糖を混ぜるだけの簡単な調理法。
「生姜の爽やかな辛みが相まって、この時期食欲をそそります」と店長も太鼓判を押す一品だ。

夏の食卓を彩る多彩な活用法
モロッコインゲンの最大の魅力は筋がないため、下ごしらえの手間が省ける点だ。そのまま茹でたり、炒め物にしたり、煮物や和え物など様々な調理法で楽しむことができる。
肉厚で柔らかな食感と甘みは、子どもからお年寄りまで幅広い世代に受け入れられそうだ。価格も1袋120円前後と手頃で、家計に優しい夏野菜として注目されている。

9月までが旬のモロッコインゲン
「9月頃まで様々な豆類が楽しめます。ぜひお試しください」と語る店長。
6月から9月にかけてが旬のモロッコインゲンを、これからの暑い季節に食卓に取り入れてみてはいかがだろうか。
