不調の原因は「天気痛」かも?自宅でできる簡単な「耳マッサージ」でケア

気圧の変化で体調不良に悩む人が増加中

春から初夏にかけてのこの季節、頭痛やめまい、耳鳴りなどの症状に悩まされている人が増えている。これらの不調は単なる体調不良ではなく、「天気痛」と呼ばれる気象変化による体調不調かもしれない。

天気痛とは気圧の変化によって引き起こされる体の不調のことで、特に気圧が大きく変動するこの時期に症状を訴える患者が増加する傾向にある。天気痛に詳しい医師によると、これらの症状は耳の不調から始まることが多いという。

体調不良の原因は「耳」にあった

実は人間の体には気圧の変化を感知するセンサーがあり、それが「耳」だ。気圧の変化を敏感に感じ取る耳の不調が自律神経の乱れを引き起こし、結果として頭痛やめまいなどの症状として現れる。

また、この季節は体がむくみやすい時期でもあり、それが症状を悪化させる一因となっている。こうした不調を和らげるには、自律神経を整えることが重要だという。

自宅でできる「くるくる耳マッサージ」の方法

天気痛の症状を緩和するために、専門医が推奨するのが「くるくる耳マッサージ」である。自宅で簡単にできるこのマッサージは、耳の血行を促進し自律神経のバランスを整える効果が期待できる。

具体的な方法は以下の通り

1. 耳をつまんで上・横・下にひっぱる

2. 耳を後ろ回りに「くるくる」と5回まわす

3. 耳たぶを半分に折り曲げる

4. 手のひらで耳を後ろ回りでゆっくり回す

これらの動作を朝晩行うことで、耳の血行が促進され、気圧の変化による不調を緩和することができるという。特に天気の変化が激しい日や、頭痛やめまいを感じ始めた時に行うと効果的だ。

天気痛は誰にでも起こりうる症状だが、適切なケアで不調を軽減することが可能だ。日常生活に「くるくる耳マッサージ」を取り入れて、季節の変わり目を快適に過ごしたい。

(富山テレビ)

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