OHK岡山放送<岡山・香川エリア>で月曜から金曜午後3時50分から放送中の情報番組「なんしょん?」のコーナー「瀬戸内旬紀行」。岡山市中央卸売市場の市場関係者で構成される「岡山県お魚普及協会」の協力で、瀬戸内などの新鮮な魚介のおいしい食べ方などを紹介する。

今回は協会理事で、岡山市北区の原田屋鮮魚店の原田徹美会長に、春に旬を迎える魚「メバル」について話を聞いた(OHKで4月14日に放送)。

春に旬を迎える魚「メバル」
春に旬を迎える魚「メバル」
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メバルは春を告げる「春告魚(はるつげうお)」

メバルは、その目が出っ張っている特徴から名付けられた魚である他、春の訪れを告げる魚として「春告魚(はるつげうお)」としても知られている。

番組で紹介したメバルは、「クロメバル」と「アカメバル」の2種類。全国的には黒い方が「メバル」、赤い方は「ガシラ」と呼ばれていますが、岡山ではクロメバルをウキソメバルと呼ぶこともある。

メバルの旬
メバルの旬

原田会長おすすめの食べ方は「煮付け」と思いきや…「刺身」

原田会長がおすすめした食べ方は「刺身」。

スタジオには岡山県の牛窓沖から玉野沖の瀬戸内海で取れたメバルが用意され、原田会長が刺身をつくっていった。

小さな中骨を取るなど、処理が難しいイメージがあるメバルを原田会長は食べやすい大きさに切っていく。身を大きく切ってしまうと、大味になってしまうのだそうだ。

刺身を試食したOHK・萩原渉アナウンサーは、そのコリコリとした食感と旨味を絶賛しつつ、小魚ながらも繊細な味わいが楽しめると、OHK・藤本紅美アナウンサーも「思っていたより本当に身が柔らかく、かむごとに甘みが出てくる」とそれぞれ感想を話した。

原田会長がつくったメバルの刺身
原田会長がつくったメバルの刺身

メバルと言えば「煮付け」…煮汁の“黄金比”は?

刺身の試食に続いて、「ウキソメバルの煮付け」もスタジオで紹介。

原田会長の味付け方法は、醤油・砂糖・みりんを1:1:1の割合で加え、少しお酒を加えるとおいしく仕上がるとのこと。

萩原アナウンサーもお好みで生姜を加えてみてはと提案。原田会長も「臭みを取る」効果があると話す。

ウキソメバルの煮付け
ウキソメバルの煮付け

いいメバルの見分け方は?

原田会長にメバルを選ぶ時にポイントを聞くと「目の部分の輝きと体の光沢が鮮度の良さを示す」。ピカピカ光っているものが鮮度が良いのだそうだ。

瀬戸内海で獲れるメバルは岡山の三大一級河川(旭川、吉井川、高梁川)から流れ込む栄養豊富な水で育っている点で原田会長は「最高の味」と評価。「身の締まり方も、脂の乗り方も違う」と話す。

刺身や煮付けなど、さまざまな料理で楽しむことができるメバルは、春の訪れを感じさせる一品。瀬戸内海の豊かな自然と共に、旬の味覚を堪能してみては・・・。

(岡山放送)

おいしいメバルの見分け方
おいしいメバルの見分け方
岡山放送
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