のどかな荒川の河川敷に赤・青・黄色の一際目立つ3人組の姿。

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その正体は「環境戦隊ステレンジャー」20年以上街の環境を守り続けている”ゴミ拾いヒーロー”です。

ステイエロー:
なんでさ、ゴミあんなにいっぱいあったんだろうね。

4歳の男の子:
人がさ、全部食べ終わって全部ポイってした。

ステイエロー:
ポイってしたからか。ポイってしちゃダメだね。

“ステイエロー”としてゴミ拾い活動に励むのは、田畑忍さん(59)。派手なヒーロー姿で子どもたちからも注目を集め、環境問題に関心を持ってもらうことを目指しています。

田畑さん:
地球温暖化とか、省エネとか、僕らも子どもに質問されたときにちゃんと答えられるようにしないといけないというのがあって、その時はめちゃめちゃ勉強しました。

この日も、河川敷には車輪の外れた自転車やペットボトル、なかには針の付いた注射器など危険なものまで、様々なゴミが捨てられていました。

田畑さん:
漂着ゴミはもうプラスチックが劣化して手に負えないようなことになっているけども、何もしないわけにはいかないので、こういう物をなるべく形のある内に拾っておければなと。「僕たちにできることから少しずつ」本当にそれです。

普段は劇団員として活動している田畑さんは、ゴミ拾い活動以外にも全国各地を飛び回り、子どもたちに楽しく環境問題を伝えているのです。

田畑さん:
きょうみたいなゴミ拾いの活動が、しなくてもいいようになったら、河川敷に緑を植えて自然豊かにして、そういう活動ができれば良いんですけど。でもきっと、そんな遠くないときにできるだろうと信じながらやっています。

「できることから少しずつ」。地球環境を守るステレンジャーの戦いはあすも続きます。
(「イット!」4月18日放送より)

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