アメリカ・ホワイトハウスの報道官はトランプ大統領が今週中に、中国系の動画投稿アプリ「TikTok」の使用禁止を猶予する期限を再び延長する大統領令に署名すると明らかにしました。
ホワイトハウスのレビット報道官は17日、FNNの取材に対し「トランプ大統領が今週中に、TikTokの事業継続に向けた大統領令に署名する」と明らかにしました。
そのうえで「トランプ大統領はTikTokのサービス停止は望んでおらず、90日間の延長措置の間に合意の成立に努める」としています。
「TikTok」をめぐっては中国の親会社の「バイトダンス」がアメリカ事業を売却しなければ国内での利用を禁止する法律が2025年1月に発効しましたが、トランプ氏は、法律の執行を停止する大統領令に署名し、その期限が6月19日に迫っていました。
使用禁止をめぐる猶予期限の延長は3度目で、アメリカメディアは、政府関係者の話として「米中による貿易協議の緊張が解消されるまで、取引が成立する可能性は低い」との声を紹介しています。